胃軸捻転症
ここでは胃の病気の一つ、胃軸捻転症について詳しく説明していきます。

胃軸捻転症とはその名の通り「胃の軸が捻転する病気」で、胃が捻じれてしまった状態のことです。大人では非常に珍しい病気ですが、新生児や乳児など赤ちゃんにはしばしば見られる病気です。発生状況や症状から、急性、慢性、間欠性の3つに分けられます。また回転軸によって長軸捻転と短軸捻転に分けられ、日本では短軸捻転の方が多く見られます。

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【胃軸捻転症の原因】

胃軸捻転症の原因は、赤ちゃんの場合は主に胃を固定している靭帯がまだ未成熟で弱いため、寝返りの際などに胃が捻じれやすくなってしまうことが原因となります。大人の場合では、成長過程で胃は固定され簡単にねじれることはありませんが、横隔膜ヘルニアや食道裂孔ヘルニアなど、胃及び胃周辺の臓器の他の病気が原因となることがあります。

【胃軸捻転症の症状】

胃軸捻転症は捻転の程度にもよりますが、胃がねじれることで胃が閉塞して壊死したり、穿孔(穴があく)などの症状を起こす恐れがあります。慢性よりも急性の方が症状が強く現れ、時にはショック症状を起こして死に至るケースもあるほどです。症状としては、主に激しい腹痛や腹部膨満感、吐き気に嘔吐などが挙げられます。赤ちゃんの慢性胃軸捻転では、症状がさほど現れない場合も多く見られます。


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【胃軸捻転症の治療】

胃軸捻転症は、急性で胃閉塞を起こすような重症例では早急に開腹手術を行う必要があります。捻転した胃を元に戻し、壊死や穿孔がある場合には患部の切除や縫合を行って対応します。また、術後は原因となっている病気の治療を進めていきます。
ただし、赤ちゃんで慢性的に症状が少ないような場合には、特に治療を必要とするわけではなく経過観察を行うに留めます。1歳を過ぎる辺りから体の成長と共に、胃を固定する靭帯や腹膜、腸間膜などが発達していくので、自然と治ることが多いからです。自然回復しない難治例や間欠性のものについては、手術を検討するケースもあります。


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